
海外のものはたまに見かけることがあるけれど
国産の壁紙は、どこで買ったらいいのか全くわかりませんでした。
そんなお話を聞くことがあります。
確かに国産の壁紙がインテリアショップで並んでいる光景は、すこし珍しいかもしれません。

壁紙は、職人さん用の材料という日本の文化。
国産の壁紙をホームセンターやインテリアショップで見かけることがない。その理由。
そこには 「壁紙は、職人さん用の材料」という日本の文化がありました。
海外の輸入クロスと大きく異なる日本の壁紙の幅。
海外のものは50㎝近くが一般的な中、日本の国産クロスは約90㎝程と、少し幅広。
その両端に1cmほどのミミと呼ばれる余白区部分がついています。
職人さんが機械で糊をつけ、ミミを機械でカットし、一気に大きな面積を貼れる。
技術と機械があると、とても効率よく綺麗に仕上がる壁紙といえます。
もともとDIYで壁紙を貼りかえるという習慣もない日本では
国産クロスの幅が広すぎて困ることもほとんどありませんでした。
ビニール素材であること。
国産のクロスはビニール素材。
ビニール素材なので、紙などに比べて
比較的水周りに強かったり、傷などがつきにくい加工がされていたり。
機能性に優れたシリーズもたくさんあります。
裏側は紙素材となっているので、
貼るときは壁紙側にたっぷりと糊を塗って、少しオープンタイム。
紙が糊の水分を吸って、柔らかくなるのを待ちましょう。
チャレンジしやすい、お値打ち価格。
価格は、輸入クロスに比べてとっても安い国産クロス。
色々な種類が、各メーカーごとに更新され、
長く愛される定番柄から、今人気のインテリアスタイルなど
様々な種類の中からお選びいただくことができます。
輸入クロスが、1mあたり、約1500円ほどのものが多いのに比べ
国産クロスは、柄物でも1mあたり 360円ほどで購入できるものが多いのです。
6畳のお部屋の広い面を貼ったとしても
材料費として、余分を見ても、約5~6000円でしょうか。
ちょっぴりコツと、手間はかかりますが
チャレンジしてみる価値は十分にありそうです。