夏水組のオリジナル襖紙が好評発売中!
日本の伝統柄をモチーフに製作された襖紙は全35種類!
どの柄も個性が際立ちながらも、和室に限らず色々なお部屋に合わせることができるデザインとなっております。
新生活を迎えるこの時期に是非取り入れてみてはいかがでしょうか?
襖ってどんなもの?
襖といえば、昔からあるお部屋の間仕切りや押入れに使われる日本独自の建具ですね。壁紙と同様に面積が広いので、襖紙のデザインはお部屋の雰囲気を作るインテリアとしても重要なポイントとなります。
今回は襖の種類や襖紙の貼り方について詳しくご紹介します!
【襖の種類】
●本ふすま(組子ふすま)
木製の組子の上に何重かに紙を貼って仕上げた伝統的なふすまです。紙や縁、引き手など古くなった部分だけ取り換えることができるのが、本ふすまのメリットです。記事下部にて本ふすまの襖紙貼り替え方をご紹介します!
●板ふすま
組子の上に紙ではなく合板を貼ったふすまです。重量がありますが丈夫です。ただ枠を外すことができません。片面に壁紙、片面に襖紙を貼ったものを「戸ふすま」といい、和室と洋室の仕切りに使われることが多い仕様です。貼り替える場合は、古い襖紙の上から新しい襖紙を上貼りするか、古い襖紙を剥がして糊などで下地を作ってから新しい襖紙を貼るという方法があります。
●その他のふすま
構造材にダンボールやペーパーコア、枠にプラスチック等を使った軽量で量産できるふすまはマンションなどで使われることが多いふすまです。こちらも枠を外すことができません。貼り替える場合は板ふすまと同様ですが、ダンボールふすまなどは裏表両面に新しいく襖紙を貼る必要があります。(片側のみだと水分の影響で反り返りの原因になる)
【ふすまを見分けるコツ】
板ふすまは見た目や叩くとコツコツと音がするので、すぐにわかります。本ふすまとダンボールなどのふすまとの違いが見た目だけではわかりづらいです。そんな時は、取っ手を取って見ましょう。本ふすまの場合は釘などで打って固定している場合が多く、ダンボールふすまは接着剤で貼り付けてあることが多いようです。接着剤でついている場合は、無理に取ろうとすると割れてしまうのでご注意ください。
【ふすまの構造】

枠の取り付け方法も大きく分けて3つあります。
●打ちクギ式…枠の四方をクギで打ち付けて固定している。
縦枠を横から見てクギが見えなければ以下の方式が考えられます。
●木ネジ式
●折れ合いクギ式
いずれもふすま本体からネジや曲がったクギが出ており、枠にある凹みに引っ掛けて固定しています。外す場合はスライドしてください。なお、上下の枠は打ちクギ式で固定してあります。
また、枠を外す前にどの場所についていた枠なのか印を付けることをお忘れなく!(左右上下がわかるように)
【ふすまのサイズ】

ふすまのサイズもお部屋の仕様により様々ありますが、幅92cmサイズが一般的です。MATERIALでご購入いただける襖紙は幅92cmサイズのふすまに適したサイズにて展開をしております。幅72cmサイズのふすまにお使いいただくことも可能ですが、デザインによって柄がふすまにうまく収まらないという可能性もあるので、襖紙のご購入の前にふすまサイズをご確認ください。
襖紙を貼ってみよう!~本ふすま編~
オリジナル襖紙は全ての柄にリピートがついているので壁一面につなげて貼ることもできます。
ですが、まずは気になる方も多いであろう襖への貼り方を見てみましょう!
今回は“本ふすま”に、発売から根強い人気が続く「月に鶴」から 朱(しゅ)を貼った様子をご紹介します。
襖紙の貼り方
1.
襖はのりと水を使って貼るので、塗るための刷毛やローラーを用意しましょう。そのほか、(写真左から順に)インテリアバール・小さいペンチ・釘打ち・トンカチがあると便利◎2.
ふすまの順番や枠の取り付け位置や向きががわかるようにマスキングテープなどで印をつけてはずします。ふすま枠は上下・左右で枠の寸法が異なる場合があり、枠を戻す際に位置や向きを間違えると枠がきれいにつけられなくなることもあるので必ずはずす前に印をつけること!3.
上下の枠からはずします。 ふすま本体と枠の隙間にインテリアバールを差し込み、ハンマーで軽く叩きながら隙間を広げていきます。4.
ある程度ふすま本体と枠が離れたら、枠を持ち、刺さっている釘ごと真っ直ぐに引き抜きます。左右を含む全ての枠を取り外しましょう。5.
枠が取りはずせたら、今度は 引き手を取りましょう。
ペンチで鋲(赤丸内の細い釘)を引き抜きはずします。6.
ふすまの寸法を測り、巾・丈共に四方10mm程度大きくふすま紙を切ります。ふすまの大きさはそれぞれなので、柄を良く見て位置をきめましょう。7.
ふすま紙を裏返して、ふすま紙全体に刷毛やスポンジで水をつけます。水の量は300~400cc程度。たっぷりつけましょう。ふすま紙の隅の部分は濃いめののりをつけておきます。
紙が伸びきるまで2分程おきます。8.
ふすま本体にふすま紙を貼りつけ余分な空気を抜きます。
このときに使用するのは壁紙施工セットにも入っているなでバケがおすすめ。こちらのセットや刷毛やローラーも含まれていて、壁に壁紙・襖紙を貼りたいとき必要な道具がすべて揃っているので1つ用意しておくと重宝しますよ!貼り付け直後はシワやたるみが目立つかもしれませんが、乾燥後はピンとキレイに仕上がります。
9.
貼り終わったら、余った部分を折り込んでいきます。
ちなみに、今回貼っている「月に鶴」は2枚あわせて柄が出来上がるので、襖が重なる部分も考慮して貼りましょう。10.
折り込んだところは横から見るとこんな感じ。
反対面までかからないように、余分なところはカッターでカットしましょう。11.
角はこのように折り込んで・・・12.
ビリッ!ちぎります。13.
のりが乾いたら、取りはずしたふすま枠を元の位置に取り付けます。最初につけたマスキングテープの印と本ぶすまの上下左右を必ず確認すること。枠はトンカチで叩いてはめこんでいきます。 枠を傷つけないように、段ボールなどをあてながらハンマーで打ち込みましょう。14.
引き手部分にカッターで切り込みを入れ、引手が入るように形を整えます。15.
引き手を元の位置に戻して、鋲を打ち込みます。鋲は細いので釘締めをあてながらトンカチで叩くととても打ち込みやすくなります!16.引手がついたら完成!!

いかがでしたでしょうか?
道具は必ずしも同じものがすべて必要というわけではありませんので、代わりに使えそうなものがあれば代用してもOKです。
また、壁紙施工道具のセットにも
・水やノリを入れるバケツ
・水やノリを塗るときに使用する刷毛とローラー
・襖紙を貼る際空気を抜くときに便利ななでバケ
が入っているので壁紙だけでなく襖紙の施工にも大活躍!
この機会にぜひ襖紙と合わせてどうぞ◎
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今回モチーフとなった日本の伝統柄にまつわるストーリーを読めば、さらに襖紙を楽しむことができますので是非ご一読くださいね。