【MATERIAL STORY】Cole&Son

2019.07.12

【MATERIAL STORY】Cole&Son 【MATERIAL STORY】Cole&Son

【MATERIAL STORY】とは

空間を彩るさまざまなインテリア商材たち。その一つひとつには、つくり手の想いやその商品を世の中に広めてきた人々の功績が隠されています。普段知ることのできない、インテリア商材に隠されたストーリーをご紹介していきます。

Cole&Son -輸入壁紙-

住まいを美しく表現する文化に学ぶ

Cole&Son社はイギリスで18世紀に生まれ、いまや世界中で人気の壁紙メーカーです。美しい伝統的な印刷技術は英国王室にも評価され、今では英国王室御用達の老舗ブランドとして知られています。有名なところではバッキンガム宮殿やアメリカ・ホワイトハウスといった建物でも使用されています。そんなCole&Son社が生まれたイギリスでは、自宅の壁に自由にペンキを塗ったり、好きな壁紙を自分で貼ったりするのは一般的で、半数の人が経験があるそう。ファッションと同じように生活を美しく表現することはあたりまえ。住まいを大切にする文化が根付いています。日本でも見習いたい文化のひとつといえるでしょう。

【MATERIAL STORY】Cole&Son

Cole&Son社の壁紙は、こんなふうに作られています!

イギリスで誕生し、150年
壁紙のトップエキスパート

Cole&Son社は、1875年のイギリス ケンブリッジシャー州でJohn Perryによって設立されました。18世紀、多くのハンドブロック印刷の会社があったイギリス北部のイズリントン地区にあり、Jeffrey&Co.、Sanderson、Shand Kyddなどの有名な会社に印刷した商品を納品し、実績をつんできました。設立から150年近くの長きに渡り、高級壁紙をデザイン、印刷し続けたことにより、 Cole&Son社は 壁紙のトップエキスパートとして認識されるようになりました。

世界的名壁紙は、このふたつ!

【MATERIAL STORY】Cole&Son

Piero Fornasetti(ピエロ・フォルナセッティ)のデザインは世界中にコレクターがいるほど人気。なかでも、女性のさまざまな顔でデザインされた、『フォルナセッティ』(上写真)というシリーズは、世界的に有名になった壁紙デザインです。今では、ライセンスが切れてデッドストック品とのこと。

【MATERIAL STORY】Cole&Son

ポール&ジョーが全国の店舗で実際に使用したフラミンゴ(上写真)。この壁紙は、日本のファッション業界で輸入壁紙の良さを伝えるきっかけとなりました。〔66/6044〕(サイズ:52cm×10m、¥22,000/1ロール)

世界中のプロが愛する
Cole&Son社ならではの美しさ

Cole&Son社ならではの繊細で美しいデザインを表現していたのが最も古い印刷技法であるブロックプリントです。これは木版で版画のように刷り重ね、一枚一枚丁寧に手刷りで製造する方法です。こういった4000種以上のブロックプリントは今でも本社で大切に保存されています。今では樹脂版が改良され、印刷品質は保ったまま大量生産されるようになっています。
こういった版画のような印刷技法こそ、壁紙の魅力のひとつといえます。また、こういった印刷技法だからこそ生まれる、マージナルラインという色の重なりの美しさが世界中の壁紙を愛するプロに選ばれ続けています。
18世紀から変わらず世界中で愛され続けるデザインと印刷技法はインテリア業界の宝といっても過言ではないでしょう。

おすすめのCole&Son壁紙

MATERIALでご購入いただけます!

一目惚れでご購入いただくことも多い輸入壁紙。

壁紙の幅が約50cm程なので、道具があれば女性が一人でも貼ることができますよ!この夏にぜひ、DIYでCole&Son壁紙を貼って模様替えを楽しんでくださいね!!

【MATERIAL STORY】Cole&Son

取材にご協力くださった「テシード」の

みなさま、ありがとうございました

〒170-0031

東京都豊島区目白2-1-1 目白NTビル7F

HP http;//www.tecido.co.jp/

※こちらの記事は、2016年4月1日『MATERIAL Vol.1』発行の際に取材・掲載したものです。

『MATERIAL Vol.1』は下記リンクからご覧いただけます。

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